なぜモデルで考えるのか?


エンジニアに必須の能力とも言えるモデル思考は、システム設計ではなくユーザーとの会話にこそ使って欲しいと思います。

モデルで考えるということを簡単に言うと、事象そのものではなく、その背景の関連性を中心に物事を捉えるということと言えると思います。

よく、彼は1を聞いて10を理解する、すごいやつだ。

などと、新人の中で褒められる人がいると思います。この新人がやっているのはモデル思考なんだと思います。

こういう人は相手と話す前に、モデルといいますか、背景の仮説を立てるんですね。
そうしてから、人と会話をする。

当然、自分の考えたモデルはただの仮説でしかないので、会話をしていくとモデルに矛盾がでてきます。それを会話をしながら修正をしていくんですね。この会話は質問という形や同じことを別の表現で確認するといった方法で行われます。

そうすると自分の中のモデルがより真実に近づいていくんです。
会話を通して行っているのは、たんに情報を取得しているのではなく、モデルの検証なんです。

反対に、何から何までいちいち言わないとならない人は、仮説となるモデルがない人です。
仮説となるモデルがないので、すべてのパターンを書き出さないといけない感じです。
2, 4, 6, 8・・・となったときに、10が浮かばない人ですね。

会話の中で質問がない人もこれに近いかもしれません。
2, 4・・・となったときに、すぐに6だなと思ってしまう人ですね。
実は、2, 4, 8, 16・・・と続くかもしれないので検証が必要でしょうね。

エンジニアは会話があまりうまくないとか言われがちですが、実はエンジニアが持っている最も優れているモデルで考えるという思考方法を普段の会話にもうまく使えば、会話力は格段に上がると思います。

普段の仕事の中で、ユーザーとこの能力を使う方法を知ること、あるいはビジネスというものをモデルで捉える方法を知ることは、きっとエンジニアとして生きていく中で役にたつと思います。

一緒にできるエンジニアになりましょう。

 


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