モデルの前提を考えよ


モデルとは特定の条件下で、物事を十分に言い表すことができる最小の表現のことです。

プラモデルは、たとえば車なら車のフォルムを楽しむことができるように、形状の特徴や色をよくとらえたプラスチックの塊へ塗装を施したものと言えそうです。
エンジンがかかる必要はありません。エンジンがかかることはこの目的では重要ではないからです。

サイコロは、立方体に1~6の点が打ってあることが重要なのではなく、1~6の数字を均等にランダムに予測不能な形で取り出すことができればよいので、コンピューターで再現することが可能です。

僕らが普通に生活している空間では、ニュートン力学で十分であり、相対論を振り回すなんて無駄でしかないです。
一方で宇宙空間に行ったら、水星の軌道やブラックホールについて語りたいなら、、、相対論は必須です。

つまり、モデルを考えるときには、必ず前提が必要だということです。
前提に対して、重要なものと無視できるものを選別していくことで、モデルは洗練されます。

例えば、社員名簿を作るという簡単な例を挙げてみます。

社員というエンティティがあって、所属先の会社というエンティティがあって、住所というエンティティがあって、、、
というか自社の社員なので所属先の会社なんて不変じゃないか、、、これはいらない。
そもそも、住所の一覧があってそこに住んでいる社員を探すことなんてないじゃん。
住所が一致していようがいまいがどうでもいいことだし、、、
でも、まてよ、、、引っ越した履歴はみたいな、、、じゃぁ、履歴として見れる機能だけはメモ欄にでも入れておくか。
じゃぁ、社員というエンティティを管理できれば十分だな。。。

とこんな感じです。
実際は、こんな簡単なシステムを作ることなんて皆無だとは思いますが、やっていることは、
 前提を把握する
 重要なものを追加し、重要でないものをそぎ落とす
ということの繰り返しのはずです。

ここで、重要なものを追加し、重要でないものをそぎ落とすのは、簡単なことです。
難しいのは前提を把握することです。

例えば、プラモデルの例を使うなら、プラモデルを買う人が何を目的に買っているのか?を正確に把握することになります。

これは、常に自分への疑いを持ち続ける以外にありません。
本当に自分はわかっているのか?

必要なら自分でやってみることが必要だと思います。
少なくとも当事者と同じ視点を持つことが重要です。
当事者を理解することが重要なのではなく、、、視点が重要です。

そうして、モデルをストーリーで語れるようになると、とても良いのではないかと思います。
車の例、たとえばBMWのプラモデルを作るなら、
「僕は、この車を斜め前から見た時のCピラーの美しさの表現にこだわったんだよ」
なんて、語れるくらいが良いのかもしれませんね。


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