抽象化と分類


今日は、抽象化と分類について書いてみたいと思います。

抽象化をすると、思考にレバレッジが効くといいますか、いろいろなことに考え方を適用できるのでとても便利ですよね。

今日は抽象化ってそもそもなんだ?ということについて考えてみたいと思います。

僕は、抽象化とは、特定の性質について、その性質から演繹的に言える事象について考えることだと思っています。

人間一般について抽象的に考えるとは、

1. 人間一般について、共通する性質を抽出する。
2. その共通する性質によって言えることを考える。

という2ステップに分かれると思います。

例えば、
1. 言語を操ることができる
2. 深いコミュニケーションをとることができる
です。

2.についてはもう人間について何も考えていません
言語を操ることができる客体は、何であっても
「深いコミュニケーションをとることができる」
であろうということを言いたいわけです。

蛇足ですが、言語を操ることができれば、深いコミュニケーションをとることができると言っているだけで、深いコミュニケーションをとることができるから言語を操ることができるとは言っていないことに注意が必要です。

要素として人間に注目する必要がなくなるわけです。

人間に注目すると、感情があって、道具を使うことができて、、、うんぬんと、余計な性質まで考慮することにより思考が複雑化します。

ですから、注目したい性質(ここでは言語を操ることができる)以外を無視するというステップが必要になるわけです。

 

さらに分類について考えてみます。

乗り物について考えるとき、

  • 乗り物一般
      • 客用
      • 貨物用

などと、分類していくことは抽象化ではありません。

逆に車、自動車から陸の乗り物と、大きな分類を得ることも、抽象化ではなく、単により大きな分類を規定しているにすぎません。

ところで、ここで得られた分類、「陸の乗り物」において、

「地面との摩擦によって前進する物体」

とすれば陸の乗り物一般に言えそうな性質が抽出されています。あるいは、

「事故が発生した時の被害が他の乗り物より小さい」

は、異論はあるにせよ、まぁ、そうだよね。と言えるかもしれません。

このような形で、分類を規定するということは、有効な抽象化を得るという意味ではとても重要なステップです。

この「分類する」と「抽象化する」というステップを明確に意識できるようになると、抽象化した考え方が上手にできるようになるのではないかと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です