経営者意識を持とうじゃないか?


こんにちは

みなさんは経営者意識をもって仕事をしていますか?

 

仕事をしていると知らないうちに経営判断をしてしまっています。

ちょっと意識するだけで、仕事の質がぐっと上がるんじゃないかと思って書いてみました。

それでは、経営といえば会計がつきものなので、会計の言葉を借りてお話ししたいと思います。

 

収益と費用

会社の資産は収益から費用を引いた額が増えます。

仕事の成果は会社にとっては収益です。

成果を得るために投下したコストを費用といいます。

 

あなたがとても頑張った時、それを評価して欲しいですか?

少なくとも僕は評価して欲しいです。

ですが、経営者としてはNGです。

 

頑張ったというのは言ってしまえばコストです。

生み出した価値ではないので収益ではありません。

頑張りを評価するのは、コストが収益と等しいと言っているのと同じです。

これは経営ではありません。

 

タクシーに乗った時のことを考えてみてください。

運転手があまり道を知らない、でも頑張って頑張って、目的地をさがしてくれています。

やっと辿り着いた時、普通なら1,500円で着くところを、5,000円かかったとします。

「頑張ってくれたことに価値がある」と思えますか?

あなたがお客さんの立場なら、そうしてあげることは、無駄にイライラせずにすむので、あなたにとってはとても良いことだと思います。ぜひ続けてください。

ですが、あなたが運転手の立場なら問題です。頑張ったことを評価する前に反省してもっと道を勉強しないといけません。そうすれば同じ頑張りでお客さんはより満足します。

 

評価すべきは提供できた価値なのです。

頑張りは収益ではありません。

素晴らしい技術力を発揮したプロダクトも然りです。

 

たとえば、あなたが社内エンジニアなら、使われないシステムを作ったとしたらそれは悲しいけど収益は0なのです。

悲しいけど、完成させたとしても、品質がどれだけ良かったとしても、評価されないのです。

 

だから、上長から、あるいは利用部門から、お客様から言われたことをやっていてはダメなのです。

あなたのやっていることが、会社にとって、社会にとって、お客様にとって価値があることなのか?ということについて考える責任はあなたにあります。

仕事を断れと言っているわけではありません。

仕事の目的を理解し、価値のある場所を見極め、しっかりと収益を取りにいかなければならないのです。

 

あなたの頑張りはコストです。

あなたに部下がいるなら、部下の頑張りは、より大事にしなければならないとても貴重な経営資源でありコストなのです。

もちろん頑張るのは前提です。コストをかけずに収益を得ることはできません。

 

どこで頑張るのか?収益、価値はどこにあるのか?

それをどうやって達成するのか?

あるいは費用をかけて取りに行った収益を取りこぼさない。

収益がないとわかったら、早めに手仕舞いにする。

 

そういった判断が一人一人に求められていると思います。

資産と負債

ここでは、資産とは会社が持っている価値、負債とは会社が将来無くしてしまう価値を言っています。

 

あなたの達成した仕事の成果は、会社の資産となります。

会社の価値が増えるのですから当然ですね。

 

あなたが本来はやっておかなければいけない仕事をしていない時、それは会社の負債となります。

あなたが仕事をする、しないに関わらず、仕事はやったことをしたことを前提にして進んでいくものです。

この負債は、いつか返済しなければならないのはもちろんですが、その資産を使うべき時に使えないと大変な損失につながります。

やるべきことをやらないという判断は、それくらい重いものなのです。

 

たとえば、設計書を書かずにシステムを作ったら、システムの提供する価値が資産となると同時に、設計書を書いていないという負債が発生しています。

この負債は、将来、システムを改修するときに、あるいは問題が発生した時に、プログラムを解析するのに時間がかかるという形で返済を迫られます。

 

では、負債を抱えなければそれで良いのか?というとそうではないのが難しいところです。

 

資産は、言い換えれば、仕事の実行力のようなものです。

資産の大きさでできる仕事の範囲が決まります。

決して負債の小ささではありません。

 

たとえば、工場がなければ物は作れません。

借金が0だから物を作れるわけではないのです。

借金まみれだろうが工場があるから物は作れるのです。

 

会社、特にベンチャー企業は会計上に出てこない、アイディアとか人とか仕組みといった資産で仕事をしています。

それと同時に、会計上に出てこない大きな負債を抱えているものです。

 

本当はこういったルールが必要だけどうちの会社にはないなあ、なんてのも負債です。 

 

とはいえ負債0で資産を増やすのは時間がかかります。

乱暴な言い方ですが、設計書がなくてもシステムは動きます。

競争相手が負債をうまくコントロールして資産を増やしたとしたら、スピードで負けてしまいます。

ですから意識して負債をコントロールすることが、資産を増やす上でとても重要になってきます。

 

一方で負債を隠さないことは、仕事をする上でさらに重要です。

仕事をお願いする側も、負債をコントロールしながら仕事を依頼します。

仕事をお願いするということは、成果を得ると同時に相手の負債(リスク)の一部を引き受けることと同じだからです。

もし、あなたが負債を隠してしまったら、あるいは気づいていなかったら、仕事をお願いする側は、負債をコントロールできません。

コントロールできない負債は抱えたくありません。

 

負債を明らかにし、コントロールしながら最大限に資産を増やすという判断が求められています。

まとめ

仕事をするということは、常に経営判断が求められます。

というより、意識しているかどうかにかかわらず、経営判断をしてしまっています。

100人の会社なら、会社の経営判断の1%を自動的にしてしまっています。

 

その辺りを意識して、自分が会社を経営していると思えば、仕事に対して違った接し方ができるのではないか?と思います。


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